先生
「話は少し脱線するが、前回、少し触れた消費税についてここで説明しておこう。会社を設立するにあたって大事な話だからな。」
つくる
「最初の2事業年度は消費税を納めなくてもいいんでしょ。」
先生
「そう。消費税を納める必要があるのは前々事業年度の売上が1,000万円を超える会社と決められておる。会社を設立してから2事業年度めまではこの判定の対象となる『前々事業年度』がそもそも存在しないのじゃ。だから2事業年度までは消費税を納めなくてもよいと。」
つくる
「3事業年度めからは消費税を納めなくてはいけないのだね。」
先生
「3事業年度めに入ったからといってすべての会社が消費税を納めるわけではないぞ。前々事業年度の売上高が1,000万円以下だったら納める必要はないのじゃ。ま、会社を作ったからには消費税を払えるくらいに売上を上げたいところだがな。」
つくる
「事業年度が一年に満たない場合でも判定のラインは1,000万円なの?」
先生
「おお、いいところに気がついたのぅ。実は一年に満たない場合には、一年に換算して1,000万円を超えるかどうか判定するのじゃ。たとえば、最初の事業年度が2カ月しかなかったと仮定しよう。その2カ月の売上が200万円だったとする。単純に売上の金額だけみれば1,000万円以下だが、これを12カ月に換算すると1,200万円になる(2カ月で200万円×6倍)。よってこの会社は3事業年度めには消費税を納めなければならなくなるな。だから会社を設立して最初の事業年度はなるべく12カ月になるよう設定した方がよいのだ。」
つくる
「少しでも消費税を納める時期を遅らせるためにだね。」
先生
「そういうこと。それと消費税についてはもうひとつ注意点があるのだが、それはまた次回ということで...。」



